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病人と音楽

風邪がなかなか治らず、もしかしたら台風で気圧が低いせいもあるかもしれないが、とにかくだるくてこの週末は家で寝込んでいる。

ベッドに入って、iPhoneのRemoteを使ってiTunesをコントロールしてスピーカーから音楽を流していた。エアコンと照明のリモコンも手元にあって、何でも遠隔操作、入院したようなスタイルだ。
平日は帰りが遅くてスピーカーで音楽を聴けないので、久しぶりにゆっくりと聴けてこれはこれで充実感がある。
やはり具合が悪いので、静かなギターやピアノの音楽をメインにして、いろいろ聴いている。
ジム・ホールのThese Roomsも病床には穏やかな音で良い。ジム・ホールのJazz Guitarというアルバムは、おそらく一番初めに聴いたジャズギターのアルバムだ。ジャズ名盤100みたいな本を頼りに聴いてみたけれど、あまりよくわからなかった覚えがある。今聴くとなんとなくわかるところもあるけれど、初心者にはウェス・モンゴメリーとかのほうがわかりやすいのではないか。ケニー・バレルなんかはおしゃれカフェでも流れていることがあって、親しみやすいと思う。
クラシックではグールドが演奏するバッハのパルティータを順にかけていて、なんて美しい音楽なのだろうと感嘆している。バッハの時代には現代のピアノは無かったから、全く違う曲として書かれているはずで、それを完全に自分のものとして演奏するグールドは本当に天才だ。ひとつひとつの音がグールドであって、すぐにひきこまれる。
今聴いているのは藤田容子と福田進一のDuo for Violin & Guitarというアルバムで、とくに福田進一が素晴らしいクラシックギターを聴かせてくれる。
今まで手に入れたCDでも、じっくり聴いたことがなかったものをじっくり聴くと、多くの発見があって、楽しいものなんだ。