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「地下鉄のザジ」を元町映画館で観た

地下鉄のザジ (ルイ・マル 1960年)

かわいい女の子が好き勝手してみんなを混乱させるフランスの映画。最初の駅のシーン、ひどいにおいだとか言ってるあたりで何か見覚えがあるなと思ったのだけど、よくよく考えたら大学のときの映画学概論という授業でちょっとだけ観たことがある。でもそのときどういう映画の例として挙げられていたのかは覚えていない。

とにかくかわいい女の子がしっちゃかめっちゃかで面白いという映画なので、特に言うことはないのだけれど、動きが面白かった。早送りになったり、パカパカ動いたり、インターネットおもしろGIF動画と似ているところがある。50年以上前の映画なのに古さを感じさせない。ザジ役の女の子ももうおばあちゃんだ。調べたらザジ役のカトリーヌ・ドモンジョ(すごい名前)はゴダールの「女は女である」にザジ役で出演しているらしい。観たはずなのだけど全く覚えていない。

だいたい全部のシーンが良かったのだけど、色彩感がすぐれていたと思う。ニュープリント版だから当時の色とは違うかもしれないけど、フランス映画の色は独特で良い。おしゃれ。

キャラクターとしてはザジの存在に切れ味があった。あと謎のシロクマが出てくるのだけど、全然意味がわからなくてよかった。エッフェル塔に昇るシーンでもシロクマが出てきて意味がわからなかった。

スープの提供のされかたや食べ方が雑だったり、最後の乱闘シーンで、お皿にわざわざソーセージをのせて投げるところが面白かった。食べ物に無意味感がある。

面白いのだけど観てみないとわからないという点で優れた映画だと思う。言葉で説明できるなら、言葉だけで良いはずであるから、映画ならではの部分は言葉では説明できない。


映画『地下鉄のザジ』予告 - YouTube