九州研修

研究室から何人かが派遣される勉強会に、九州まで行ってきた。九州には今まで一度も行ったことがなかったので初上陸であった。一泊二日でけっこう詰まった日程だった。

 

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これは1日めの昼に食べた「まるららーめん黒崎店」のバリ旨とんこつバリカタ。とんこつだけど全く臭みがなくて、それほどあぶらっこくもなくあっさりしていた。なるほどとんこつというのは本当はこういう味なんだなあと思った。少し塩辛かった気もするけど大変おいしくいただいた。隣に座っていた小学生男児の集団が全員替え玉していた。

 

勉強会は専門外すぎてわからない話が多かった。講義形式で、面白く話してくれるひとだとわかるのだけれど、つまらない話し方のひとだとすぐ寝てしまって、つまらなくても起きていられる能力がほしいと思った。抑揚のない喋り方だと確実に眠くなるので、自分が発表するときには気をつけたい。発表中に「後で出てきますが」と言うひとが多かった。そんなもん初めて聴くひとにはどうでもいいし、言わないほうが良いと思った。あと立場が偉いのに安物のビジネス書の受け売りみたいなことを言うひとはどこにでもいるけれど、中身のある話ができるはずのひとが中身の無い話をするのはもったいないと思う。

楽しい話をしてくれるひとの話は本当に面白かったけれども、専門的な内容なのでひとに話してもわかってもらえないと思う。ストーリーをしっかり仕立てて、笑いどころを作って発表してもらえると、話もよく聴けてよかった。

ポスター発表は今回初めて聴く側だった。当然ある程度は専門外だから、細かいことよりもインパクトを重視してしまって、なるほどちょっとの成果でもゴリゴリ押していくことが大事なんだなと実感した。意義ある実験や測定をしても、初見でパッとわからないと評価してもらいにくい。

 

夜には飲み会があって、先生方が一番はしゃいでいたと思う。消灯時間が過ぎたあと真っ暗な中で飲んでいて、迫力があった。僕は前回の反省を活かして、いろんなひとと話すことに努めた。みんなよく気を使ってくれるので、今回はそれなりに仲良くなれたと思う。名前を覚えるのが非常に苦手なのでなんとかしたい。前回話したひとが顔を覚えてくれていてたいへん嬉しかった。

 

帰りは3時間くらいしか余裕がなかったので、観光は諦めて、小倉駅の周辺をうろうろした。心斎橋から心斎橋らしさを取り去ったような街で、既視感があるようなないような不思議なところだった。何故か焼き鳥屋がひとつの通りに集中していたり、昭和のまま取り残されたような市場があったりと、歩いているだけで楽しめた。

 

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カラオケコロッケ倶楽部という酷いネーミングのお店に女子高生が入っていくところを見た。繁華街の真ん中にあった。街を歩くひとはあまり九州弁という感じではなかった。

 

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薔薇族専門映画館からおじいさんが出てくるところを見た。このあたりは治安が悪そうで、動物園のにおいがした。怖い。

 

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焼き鳥と迷ったけれど、焼き鳥はぱっとした店がなかったので「まるいち」でまるいちラーメンを食べた。バリカタ。こちらのほうがより濃厚だったけれど、やはり臭みは全然なかった。じつにおいしい。僕はとんこつラーメンが一番好きなので、こういうおいしいとんこつラーメンが近所にあったらいいなと思った。隣のひとが替え玉をしていたので、同じように替え玉を頼んだ。九州のひとは皆替え玉を頼んでいて面白い。10秒くらいで替え玉が出てきてほぼ茹でていなかった。細麺はかたいほうがおいしい。

 

駅でお土産を買って、新幹線に乗って帰った。新幹線は座っているだけで着くので快適だ。新幹線でビールを飲むとよりよい。九州から帰るのでサッポロビールを買った。もちろんロング缶だ。

 

機会を逃さないように頑張ってお酒を飲んだりラーメンを食べたりしたので多少不健康なところがあったけれど、少ない時間で最大限楽しんだと思う。

ひとのお金で遠くまで遊びにいかせてもらえるのはありがたい。やはり発表しないと寂しい気持ちになるので、はやく良い成果を出してバンバン発表したい。