東京お手伝い旅行 (1日目)

 学会のちょっとしたお手伝いに秋葉原まで連れて行ってもらえることになり、ついでに東京をうろうろしてきた。特に今年度に入ってから、いろいろなところに連れて行ってもらえてありがたい。京都駅から東京駅まで新幹線で2時間20分というのは驚異的な速さで、僕は4年生まで家から大学まで2時間近くかけて通学していたこともあり、さほど長く感じない。決まった席に座っていられる安心感もあってじつに快適だ。

 一日目は前入りで、その日中にホテルに着くことだけがミッションだったが、同行者が大幅に遅刻し、東京での時間が削られて、残念な思いをした。若者のダラダラした習慣はどこから生み出されるのか不思議である。ダラダラしないほうが人生楽しいと思う。朝から荷物を転がして学校に行ったのに、待ちに待って、結局東京駅に着いたのは18時だった。

 ホテルはできるだけ値段の安いところにしようと努力した結果、鶯谷になった。鶯谷がホテル街だというのは聞いていて、そのおかげで安いのだろうなとは思っていたが、本当に見たこともないようなラブホテル街で、びっくりした。男三人でホテルを探すのに適した場所ではない。同行者に女の子がいなくて本当によかった。

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 びびりながら撮った写真であるが、こんなものではなかった。両側からせり出してくるラブホテルである。

 ホテル街の真ん中ではあるが、ラブなホテルではなく、普通のホテルに泊まった。受付のお姉さんは中東系の外国人のようだったがほぼ違和感のない流暢な日本語で、隣には金正恩を人体の限界まで太らせてツーブロックを加速させたような中国人の客がいた。中国人はiPhoneの最大音量で演歌を流していて、それを注意されたことに腹を立てて帰っていった。客層が少し不安を煽ったが、ホテル自体は値段の割に非常にきれいで部屋も広かった。何故かダブルベッドに2着のパジャマが用意されていた。

 荷物を置いた後、秋葉原を下見ついでに少しだけうろうろした。もう遅い時間になっていたので店はほぼ閉まっていたが、職業メイドや職業JK達に声をかけられ続けた。僕が初めて秋葉原に行ったのはもう7,8年ほど前だと思うが、その頃声をかけてきた職業メイドとはずいぶん雰囲気が異なっていた。初対面で年下のわけがわからない女に「バイバーイ」と言われると想像以上にイラッとくることがわかった。おかしな街になったものだ。

 その後、初めてホッピーを飲んだ焼き鳥とやきとんの店で晩ご飯を食べた。相変わらずホッピーは駄菓子の味がして、味としては全くおいしくはない、だけどなぜかやみつきになる。焼き鳥のような料理との相性が良いのだと思う。肉豆腐というのは関東の料理なのか、関西ではあまり見かけないが、安くて味がよいので好きだ。店主のおじいさんが韓国人なのか、若干韓国料理風の味付けになっていた。アルバイトのおねえさんも韓国人らしき名前で、東京は片言の日本語を耳にすることが多い。

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ホッピー外2つ中3つでほろ酔いになって、ホテルに帰って風呂に入って歯磨きをして寝た。歯ブラシは先が細いタイプで、枕もそれなりに良いものだった。コンセントが枕元にあったのも良かった。