東京お手伝い旅行 (3日目、朝昼)

 用事も全て片付いたので、最終日の3日目は東京で遊ぶことにした。といっても東京に友達がいるわけではなく、同行者は皆帰ってしまってひとりになったので、博物館などに行く気は起こらなかった。ひとりで行くよりも、誰かと行くほうが楽しそうだ。

 結局いつものようにレコードを見ることにした。レコードはひとりでも見られる。今まで新宿と御茶ノ水のレコード屋さんを一通り回ったので、今回は渋谷に絞ってレコードを探した。ちょうど直前に下の記事が出ていたので参考にした。


渋谷、レコードショップリスト - Time Out Tokyo (タイムアウト東京)

 自分では遅くに起きたつもりで8時に起きたが、やっぱりお店はまだぜんぜん開いていなかった。レコード屋さんの朝は遅い。

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 しかたがないので朝食をとりにカフェマメヒコというところに行った。コーヒーが美味しくて有名なお店らしい。メニューを見てびっくりした。コーヒーの値段はめちゃくちゃ高いし、フードは時間帯によって3段階に値段が上がっていくようだ。幸いモーニングの時間帯で一番安かったので、エチオピアモカ830円 (1杯!) とBLTサンド700円を頼んだ。雰囲気が良い店だったので席代かなと思ったが、コーヒーは今までの人生で飲んだ中で一番美味しかった。カルチャーショックである。浅煎りの香りの後にフルーティーさがあり、ブラックでも砂糖を入れてもミルクを入れても、それぞれに美味しかった。BLTサンドも素材が良くこだわりを感じる味で、質の高い良いカフェであった。

 

 HMVの開店が11時だったので、5分ほど前に行くと、初老のオジサン達がもう既に並んでいた。オジサン達が東京弁でレコードの話をするのは、聴き慣れていないので若干気色が悪い。開店と同時にオジサン達はロック棚に走って行き (誇張ではなく走っていた)、自分の分を次々と引き抜いて山にしていった。ロック日本盤セールだったようで、僕は勢いに圧倒されて近づけなかったが、残ったものを見ると1枚数千円から数万円する上物ばかりの棚のようだった。その後ジャズコーナーを一通り見て、ズート・シムズの70年代の盤がアウトレットコーナーにあるのを買った。京都で買う値段の1/3以下だ。

 他にもいろいろなレコード屋をまわったが、途中で雨が降り出して、買ったレコードを傘代わりにして歩いていた。すぐ晴れるだろうと思っていたらそれなりに濡れてしまって、避難ついでに昼食にした。

 

 下調べしておいた「いきなり!ステーキ」というお店で、肉をグラム単位で測って焼いてくれる立ち食いスタイルだ。テレビなんかでも取り上げられていて、一度行ってみたいと思っていたのだ。他の肉は300 gからでないと注文できないということで、食べきれそうに無かったので、200 gから注文できるヒレステーキにした。

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 200 g注文して、切った肉が200 gに達しなかったらどうするのかなと思っていたら、お兄さんがやはり切るのに失敗して200 gに達せず、3度目の正直で194 gになった。注文は200 gからなので、足りなかった肉の行方が気になる。

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 赤身の肉がすごく美味しそうで、実際美味しくて満足感があった。ただ立ち食いで落ち着かないのと、どこかチェーンのような、平面的な雰囲気も感じた。300 gを食べられるひとが友達とワイワイ喋りながら行くと楽しいだろう。僕は200 gで普通にお腹いっぱいになってしまったから、やや向いていなかったのかもしれない。

 僕は旅行に行くと良い物を食べたいと思うタイプなのだけれど、ちょっとお金を出して良いものを食べようとすると、友達はあまりついてきてくれない。上手に誘えるようになりたいものだ。