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財布を忘れた、運の悪さ

日記

 金曜日の学校が終わって、帰り際に神戸まで行こうと思っていつもと違うバスに乗った。いつも使うバスは紙の回数券をちぎるという明治らしさを味わえるのだけれど、違うバスだからICOCAが使えるな、と思ったら「ICカードは12月24日から」と書いてあって使えなかった。同じ駅に着くのに、違う路線だったようだ。それで嫌々現金を使おうと財布を探すと、財布が無い。鞄の中を全部探しても無い。行事があって鞄の中身を入れ替えた際に、戻すのを忘れていた。

 学校への往路では、駐輪場の回数券、JR定期券、バス回数券と現金を使うことがなく、昼食を買うのにも小銭が嫌で、学生証に5000円ずつチャージした電子マネーを使っている。だから財布を持っていないことに帰りまで気が付かなかった。

 こんなこともあろうかと、定期入れにお金を入れることにしている。しかし無い。たまたま飲み会のお金を払うのに調度良いから使ってしまって、補充するのを忘れていた。さらにこんなこともあろうかと、鞄にお金を入れることにしている。しかし無い。これもたまたま取り出していて、もとに戻すのを忘れていた。しかし、今日はたまたま行事に不参加だった後輩に返す会費をポケットに入れてきたのだった、と探ってみたが、直前に返してしまっていてこれも無かった。

 友達にお金を借りようにも学校からひとりで出てしまっている。いつも通りに家に帰るのなら回数券と定期券で現金を使わずに帰れたが、もう違う路線のバスに乗ってしまっている。回数券はいつも使ってる路線だけ共通ではないから使えない。乗ってしまったからには少なくとも降りなければならない。ただし降りたところで定期の区間と違う駅だから、電車に乗れない。

 大変困ったが、もうどうしようもないので、バスの運転手さんに話したところ、今回はお金はいいということで降ろしてもらった。以前に一度、五千円札と数十円しか持たずに乗車して、両替できず数十円だけで許してもらったことがあるけれど、無賃は初めてだった。申し訳ない。後から料金を払うシステムだとこういうことが起こるから、関東のほうの先払いシステムは理にかなってると思う。

 しかしバスを降りたところで何もできないので、口座のお金を引き出す方法を考えたが、カードも財布の中なので、引き出せない。iPhoneがあればひとの口座にお金を振り込めるのに、自分では引き出せないのだ。よくわからない仕組みだ。仕方なく近くにあったチケットショップでバスの回数券を売って現金を作った。それしか現金を作る手段がなかった。168円が10枚で1680円。

 その後はICOCAに残っていたチャージ311円と、定期入れに入っていた昼特切符を組み合わせて、土曜に無事に帰ってくることができた。最後に駐輪場の延長料金を払うと、残り10円になった。

 今回は特殊なボケに特殊な不運が重なってこんなことになってしまって、大変反省している。しかし、元はといえば僕がボケていたことが原因にしろ、こんなに運の悪いことが重ならなくていいだろうと思う。予防もそれなりにしていたはずだ。財布を忘れると家にも帰れなくなるということがよくわかった。自分の口座のお金すら引き出せなくなるのが怖い。

 最近こういうことがぽつぽつ起こって、街とはサバイバルであるという感想を抱いている。こんな酷いことが二度と起こらないようにしたい。