(スーパー)ムーン

お盆休みを一週間後ろにずらしたので、今日はお盆だけども頑張って実験をしていた。

昨日一日中寝ただけあって、しんどいもののそこそこ充実した実験ができたと思う。分量が多くて読むのがおっくうだったレビューは、最初の1/3だけが関係ある範囲だった。

16時頃には一通り終わって、少し疲れた。健全な生活のために、朝から夕方までに必要な仕事は終わらせたいと思っている。あとの時間は少しだけお勉強しながら、後輩の院試勉強の邪魔をしていた。後輩といっても研究室に入ったのは同じ時期で、学部四年生だけどかわいい同期という感覚がある。

院試については僕は全然できなかったから参考になるような話はできず、とにかくロバート・ジョンソンが今僕の中でヒットしているということを喋っていた。客観的に見るとあまり好ましくないおっさんだと思うので反省したい。

ロバート・ジョンソンの何がすごいか、なかなかわからなかったのだけれど、リズム感について言及しているひとの文章を見つけて、なるほどと思った。弾き語りしているのだけれど、ギターのリズムと歌のリズムがそれぞれずれていて、ギターが少し遅れて、歌が少し早い。チューニングも普通ではなくて、弦がいっぱいいっぱい引っ張られているような音を出している。録音のこともあるだろうけれども、やっぱりそのあたりが特殊で、それ以上に何かブルース的なものをもっているのだと思う。デルタ・ブルースというのはこういうやつか、確かにジョン・リー・フッカーと似てるな、と。


Robert Johnson- Crossroad - YouTube

帰りに自転車をこいでいると、月がまんまるで、よく光っていた。帰りに見る満月は好きだ。満ち欠けするものの、満ちているときを見るというのは、幸せなことだと思う。本当によく光っていて、月は美しいものだなあと感心した。

今日は月が地球に近づいているスーパームーンという日らしくて、おそらく朝にめざましテレビか何かでスーパームーン特集をしていたのだろうけれど、そういう情報が大事なわけではないと思った。目の前に月があって、それが丸くて光っていて、美しいなあと思うことが大事なのだろう。でも親しいひとから「今日はスーパームーンだったね」と言われると嬉しいので、情報も少しは重要かもしれない。